点火プラグについて
熱価
点火プラグには熱価と呼ばれる放熱性の指標が存在します。一般的には熱価の大きいものが放熱性が高いようです。熱価は5~10まで存在し、熱価が低いものを焼け型、高いものを冷え型と呼びます。
- 熱価が高すぎると
- 放熱性が高くカーボンが焼き切れない
- カーボンがたまって火花が出づらくなる
- プラグは真っ黒
- 熱価が低すぎると
- 放熱性が低すぎてプラグが高温になってしまう
- プラグの熱によって点火されてしまうプレイグニッションと呼ばれる現象が発生
- プラグは真っ白
- 最適な熱価
- 冷めすぎず熱くなりすぎず、カーボンが焼き払える温度
- プラグはきつね色
一般プラグとイリジウムプラグ
プラグには一般とイリジウムの2種類があります。点火プラグの先端部分を融点が高く酸化しづらいイリジウムにすることで、耐久性を落とさずに細く仕上げることが可能になります。プラグの先端を細くするとプラグの要求電圧を下げることができ、失火を防止できるわけです。イリジウムプラグは点火性能と耐久性を両立したプラグなのです。
イリジウムプラグは一般プラグの上位互換ですが、イリジウムのデメリットをしいて言うならば、値段が一般の倍することくらいですかね。
ちなみにJB23は純正がイリジウムだったりします。
プラグ交換
自分のジムニーは現在2.4万キロ走っているのでそろそろ様子を見た方がいいかなといった感じです。自分の走りで熱価があっているのかも確認したいですし、一度プラグを見てみようと思います。
今回交換するプラグはこれ「LKR7ARX-P プレミアムRXプラグ」
必要な工具
必須ではないけど使った工具
- パイプレンチ(プラグレンチを回す時)
- マイナスドライバー(一番奥のイグニッションコイルのカプラを外す時)
インタークーラーを外す
4つのビスを外してインタークーラーの枠を外します
2つの10mmの六角を外して、右奥のインテークパイプのバンドを8mmか-で緩めて外し、インタークーラー本体を手前に引きながら外します。
イグニッションコイルを外す
8mmで止まっている黒いカバーを外すとイグニッションコイルが現れます。カプラを外し、イグニッションコイルを止めている10mmを外して引き抜きます。
一番奥のイグニッションコイルのカプラはインタークーラーのステーのネジを外し、向こうに押しやって外すスペースを作りました。
点火プラグを交換
プラグレンチを使って点火プラグを外します。トルクが鬼掛かっていたのでパイプレンチで取っ手を挟んでやっとこ回しました。
取り外した走行距離2.4万キロのプラグがこちら。交換する新品のプラグと比べてみると劣化度合いが明らかです。プラグの色は狐というより銀狐?真っ黒でもなく真っ白でもないので純正の7番でちょうどいいのかもしれません。
プラグの締め付けトルクの目安として回し終わってからさらに180度とありますが、そんなにトルクをかける必要ないでしょう。自分は90度ちょいにしておきました。
イグニッションコイルを差しカプラをはめ、蓋をしてインタークーラーを戻してエンジンを始動。
問題なく始動しました。
初めての点火プラグ交換でしたが、30分ほどで作業完了しました。
インプレッション
点火プラグなんて車買い替えまで無交換という人も居ますし、ミッションオイルのようにそんなに影響のないパーツかと思っていて体感できる効果なんて期待はしていなかったんですが・・・そもそもJB23は純正でイリジウムプラグ使ってるみたいだし・・・
実際に走ってみたところ、プラセボか分かりませんが吹けあがりが軽く感じました。今までミスファイアをそれなりに起こしていたのでしょうか。
あとは高負荷時にどうなるかですね。このジムニーはブーストアップしているので、ノーマルよりミスファイアが起こりやすくなっています。このイリジウムプラグがどれだけエンジン性能を引き出してくれるのか・・・
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