JB23 10型のヘッドライトのバルブを交換・調整

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JB23のヘッドライトは物凄く暗い!その暗さは助手席に人を乗せたときヘッドライトついてる?と聞かれるほどです。純正バルブなのに光量不足で車検に落ちるんじゃなかろうか。。。経年劣化で光量は落ちますが、このジムニーはまだ2年も乗っていません。

というわけで、暗い純正バルブを社外の優秀なバルブに換装してみることにしました。
ジムニーは悪天候な悪路を走破する車!せっかく交換するなら悪条件で性能の高いバルブを選びたい所です。

バルブ選び

霧の貫通力を重視する為色温度は低く、振動や衝撃に強いバルブ。ヘッドライトが凍り付いていたら軽く溶かすくらい発熱があってもいい。などと色々考えるとハロゲンがベストでしょう。

光の広がりが良さそうで、色温度の表記が一番低かった物はこちらです。

安心と信頼のIPFです。3200Kと色温度が低く人間の目には見やすい光です。
丸い形のバルブが光を効率よく拡散してくれそうです。
5000前後とハロゲンにしては少々値が張りますが、信頼のメーカーなので仕方ないでしょう。

バルブ交換

ボンネットを開け、ヘッドライトの線を外し、ゴムカバーも外します。

ゴムカバーを外すとピンが見えるので押して外します。

するとバルブがフリーになって取り外せます。

交換時にバルブのガラス面は素手で触らないようにしましょう。手の油分やごみが付着し、許容を越える発熱の原因となります。

光軸調整

バルブを交換すると光軸がずれる場合があります。ずれた状態では100%のバルブの性能を発揮できないだけでなく、状態によっては光軸が上過ぎて、他のドライバーに迷惑をかけてしまいます。そういう状態では車検には受かりません。そのため、バルブ交換と光軸調整はセットの作業と言えます。

光軸調整のダイヤル

光軸調整のダイヤルは一つのヘッドライトに対して2つあります。レベライザーのモーター側にあるダイヤルが上下(画像では奥)を調整し、もう片方のダイヤルが左右(画像では手前)を調整します。

分かりづらいかと思いますが、シルバーの▲のギザギザがついてるものが調整ダイヤルです。

これの調整用の工具があるのでしょうか?とりあえず、マイナスドライバーで抉る形で回せます。

回す方向ですが、上下しか調整しなかったので左右は分かりませんでしたが、上下調節の方は右に抉るとアップ、左に抉るとダウンでした。

調整方法

基本的にはロービームが水平に照射されるように調整します。
ちなみに車検では1mと10m先の壁に照射された光軸のずれを判定するようです。1mと10mの間で左右27cm、上10cm、下はライトの地上からの距離20%まで許容されるそうです。
車検の光軸基準と調整方法

水平な場所で壁にヘッドライトを照射し、テープなどで光軸をマークします。10mほどバックして先ほどマークした光軸からずれていた場合、ダイヤルを回して光軸をマークに合わせればおkです。左右のずれはカットラインの位置で判断します。

換装前後

純正バルブとIPF極栗バルブの換装前と後を比較してみましょう。ピント状況とカメラの自動補正であまり参考にはならないかもしれませんが一応載せます。

ロービーム

純正バルブ

IPF極栗バルブ

純正よりIPF極栗の方が光のムラが少なく広く照射できています。明るさも2割増しくらいになっています。光にムラが無いと瞳孔の開閉が少なくなるためか疲れにくいです。

ハイビーム

続いてハイビームです。

純正バルブ

IPF極栗バルブ

ハイビームはあまり変わりません。ロービームで威力を発揮するバルブですね。

まとめ

ヘッドライトは夜間走行時に非常に重要なデバイスです。光軸が上向きになっていると大雨や濃霧時の視認性が悪くなります。逆に下向き過ぎても遠くが見通せず危険です。なので性能のいいバルブを正しい光軸で使っていきたいですね。
光軸調整は難しい作業ではありませんが、自分でするのは不安というのであればディーラーやオートバックスやイエローハットなどで数千円でやってもらえます。

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