JB23 10型に「MINICONα(アルファ) ALFA-53AX」を取り付け

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前回はMINICON(赤)を取り付けましたが、今回はMINICONαを取り付けてみます。

MINICONαの効果

MINICONαはインジェクタ(燃料噴射装置)にかまし、燃料の噴射を早める働きをします。
噴射タイミングを早めることで、次のような効果が期待できます。

  • 早めに燃料を噴射することで気化潜熱(気化する際に奪う熱)によりポート内を冷やし、シリンダ内の酸素密度が上がることによりパワーアップ。
  • 温度低下によりノッキング限界を高める。
  • 高回転時の燃料噴射の遅れを防止

デメリットとして、流速の遅い低中速域ではロスが多くなり、燃費の悪化に繋がってしまうでしょう。実用域の燃費を取るか高回転時のパフォーマンスを取るか、一長一短です。

噴射タイミングを早めることによる効果などは下記のサイトで詳細に言及されています。
http://www.geocities.jp/ja22ws/adic/index.html

MINICONαの取り付け

本題であるMINICONαをJB23Wに取り付ける方法を書いていきます。

使用する工具

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 10mm六角ネジドライバー
  • ペンチ

インタークーラーを取り外す

JB23Wのインジェクタはインタークーラーの下にあるため、インタークーラーの取り外しが必要です。

まず、インタークーラーの枠をプラスドライバーで外します。

次に六角ドライバーで六角ネジを外します。外すネジは2個。

右奥と左手前のホースクランプをプラスドライバーで緩めます。右奥のホースは外します。

インタークーラーを手前に引きながら外します。

インジェクタのカプラにかます

インタークーラーをどかすとインジェクタが露になります。インジェクタのカプラを外し、MINICONαのカプラをつなげます。繋げる番号は①が前(進行方向側)、②が真ん中、③が後ろになります。


インジェクタのカプラが手で取れなかったのでペンチを使って取り外しました。
丸い端子が付いている細い黒い線はアースなので、バッテリーの-端子に繋げるかボディのどこかに接触させます。

本体のハーネスから生えている青い線はエアコンを同時制御するオプション機器を接続するための物なので今は関係ありません。

本体を固定

インタークーラーを元に戻し、熱源を極力避けるようにハーネスを廻し、ミニコン本体を水がかかりづらく熱が少ない場所に固定します。後でステーを作るとしてとりあえず適当に固定しました。

エンジンがかかり、警告ランプが付いていなければ成功です。

作業所要時間は40分ほどでした。
どうでもいいことですが懐中電灯を加えながら作業していたので顎が結構疲れました。(昼間やれ)

設定

スイッチが3wayになっていますが、真ん中が純正制御左が燃料噴射を早めるモード右がエアコン制御(オプション)となっています。エアコン制御は別売りの装置を買い足して繋げる必要があります。アクセルに反応してエアコンを制御するといったものですが、エアコンが邪魔ならば切ればいいことですしいらないでしょう。

レビュー

4000以上で力を感じます。取り付け前は高回転域は唸ってばっかりの印象でしたが、取り付け後は唸りながら前に進んでいく感覚がします。中回転域以降でアクセルが軽くなり、まるでリッターカーに乗っているかのようなフィーリングです。しかし低回転域のトルクは落ちた印象です。

赤ミニコンは低中回転域のレスポンスアップですが、MINICONαは中高回転域のパワーアップとなっているため、両方取り付けると低回転域から高回転域まで総合的にチューンアップできます。相性バッチリです。

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