みなさんなんとなーくで木刀を買っていませんか?
木刀にも良し悪しというものがあるのです。特に土産屋に売っているようなものは量産型で個体差が激しいのです。
質の悪いものだと、打った時に折れやすかったり、湿度や気温の変化で勝手に曲がってしまったりします。
弘法筆を選ばずとは言いますが、やはりいい物を長く愛着をもって持っておきたいでしょう。
良質な木刀を見極める点を挙げます。
どこかの銀髪天然パーマみたいにネットや通販で買ってはいけません。
良質な木刀の見極め方
元から曲がっていないか確認
まずは当たり前ですが、ライフルを構えるかのように、柄頭から見て切っ先までが曲がっていないかを確認します。
木目の歪みが無いか確認
木目に不自然なゆがみがないか隅々まで確認します。やはり歪んでいるところは弱くなっています。
節の有無も隅々まで確認します。
木目の向きを確認
柄頭を見て年輪が峰と刃に向かって縦になっているかを確認します。
年輪が縦の木刀は打っても曲がりにくいのです。
重量とバランスを確認
総重量があるものほど密度が高いため頑丈です。
構えたり、振ってみたり、重心の位置を確認してみたりして大きな偏りがないかを確認します。
好みですが、偏りがない方が変な癖が付かず良いかと思われます。
木刀のメンテナンス
木刀は気温や湿度の変化に弱いものです。保管は冷暗所に置くのが基本です。
特に乾燥に弱いため、レモンオイルを定期的に塗ります。レモンオイルの保湿効果で割れや曲がりを防ぎ、艶出しも出来ます。
ニスが塗られている木刀は無意味なので不要です。
レモンオイルはギター用の物がいいでしょう。無添加オリーブオイルでも代用は効きますが、レモンオイルよりべたべたになるのでお勧めはしません。
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