会社のNASサーバが突然、天に召されました。
状況は、Buffalo製の2013年モデルのNASで1TBx2のRAID1構成で毎日酷使していた。
以前、HDDの片割れが壊れて新しいのを差してミラーリングして使っていたが、今度はマザーボード本体が壊れた模様。
一本壊れた時点でデータは大体バックアップしてあるものの、少し使いつづけていたため、全部取り切れていなかった。
どうしても取りたいデータがあるというのでサルベージを任された。
RAID1の構成HDDの一つからデータを取り出すことになる。
マウントしようとするものの
作業用に空いてるPCを借りてLinuxマシンをインストールして作業にあたった。
HDDをNASから抜き出し、作業用PCに差し込み、fdisk -lで対象のディスクを見つけるも、GPTだからfdiskじゃ扱えないよparted使ってねという表示が。
無視してとりあえずmountを実行してみたら「unknown filesystem type 'linux_raid_member'」というエラー表示。
RAIDとして組まれていたものなので、そのままでは読ませてくれないようだ。
partedコマンド
parted -l /dev/sdbを実行し、GUIDパーティションテーブルを見る。
1~6まであり、ext3やスワップがあり、NASのOS部分だろうなと予想はついた。
その中で一番でかいxfsのパーティションを見つけ、これだと確信。パーティション番号は6
mdadmコマンドで単体でRAIDを構築
mdadmでRAID1を単体で構築する。
# mdadm --assemble --run /dev/md0 /dev/sdb6
マウントする
# mount -t xfs /dev/md0 /mnt
lsで見てみるとちゃんとデータが表示される。
予めWindowsでNTFSでフォーマットしておいたHDDを適当なマウントポイントにマウントしてそれにコピーした。
サルベージ完了やっほー
かかったコストは待避用のHDD1つとLinux用USBメモリ1本分で済んだ。
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