マスターブートレコード(Master Boot Record: MBR)はストレージデバイスの先頭512byteのデータのことです。
MBRにはOSをロードするためのデータが格納されています。
MBRの512byteのうち、446byteがブートストラップローダ領域で、次に64byteのパーティションテーブル領域があり、最後の2byteがブートシグニチャの領域です。
- ブートストラップローダの動作
- 4つのパーティションテーブルから起動フラグを探します。
次に、起動フラグが付いているパーティションテーブルから実際のパーティションの先頭位置を取得します。
BIOSにその位置を示し制御を受け渡します。 - パーティションテーブル
- パーティションテーブルはブートストラップローダーの次の64byteの領域で
その中に第1~4パーティションの4つのエントリが各16byteで構成されています。
各エントリにはパーティションの位置情報や種類、起動フラグが記録されています。 - ブートシグニチャ
- MBRが有効か否かの印のようなもので、0xAA55という値がマジックナンバーとして入っています。
- ddコマンドによるMBRのバックアップ・復元
- MBRはディスク先頭512byteなのでddコマンドでファイルとしてダンプできます。
# dd if=/dev/sda of=mbr.img bs=512 count=1
復元
# dd if=mbr.img of=/dev/sda bs=512 count=1
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