mkswap USBデバイスやファイルにスワップ領域を作ってみる 201

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最近の物理メモリの大容量化によりスワップをあまり使うことがなくなりましたが、
スワップは一部システムでパフォーマンスが上がることもありますし、LPICの出題範囲だったりと色々と無視できない存在です。
メモリが足りなくなる場合やらLPICやらに備えてswapの作成方法をメモしておきます。

swap関連コマンド一覧


mkswap
swapを作成
swapon
スワップを有効化
swapoff
スワップを無効化
swaplabel
swapにラベルをつける
free
メモリの使用状況の表示


USBメモリをスワップ領域にする


USB挿入
/dev/sdcに割り当てられたことがわかります。
$ dmesg
[ 2374.820265] usbcore: registered new interface driver usb-storage
[ 2375.819904] scsi 6:0:0:0: Direct-Access A-DATA USB Flash Drive 1100 PQ: 0 ANSI: 0 CCS
[ 2375.820569] sd 6:0:0:0: Attached scsi generic sg3 type 0
[ 2375.822818] sd 6:0:0:0: [sdc] 15663104 512-byte logical blocks: (8.01 GB/7.46 GiB)


/dev/sdc1のUSBメモリにswap領域を作成します。(USBメモリでなくてもHDDのパーティションでもおk)
-cオプションで作成前に不良ブロックの有無をチェックさせると安全です。
# mkswap -c /dev/sdc1

swapを有効化
# swapon /dev/sdc1

確認してみます
$ swapon -s
Filename				Type		Size	Used	Priority
/dev/sdc1 partition 7830524 0 -1

/proc/swapsからもswapon -sと同じ出力が得られます
$ cat /proc/swaps

$ free -m
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem: 7965 1828 6136 17 60 633
-/+ buffers/cache: 1135 6829
Swap: 8646 0 8646


これでUSBメモリ/dev/sdd1をswapとして利用するようになりました。


ファイルにスワップ領域を作成


まずは空(zero)ファイルの作成
$ dd if=/dev/zero of=swapfile bs=1M count=1024

デバイスでの手順と同じようにmkswapでスワップ領域を作成します。
ファイルシステム上なので不良ブロックを検査する必要はありません。
$ mkswap swapfile

スワップを有効化
# swapon swapfile

作成されました
$ swapon -s
Filename				Type		Size	Used	Priority
/dev/sdc1 partition 7830524 0 -1
/home/r/swapfile file 1048572 0 -2


freeコマンドで確認してみるとswapの合計が表示されます。
$ free -m
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem: 7965 2880 5084 17 60 1660
-/+ buffers/cache: 1159 6805
Swap: 9670 0 9670

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